| 北海道 | 冷涼な気候のために酒の熟成が穏やかで、全体的にライトでスッキリとした味わいのタイプが多い。豊かな山海の幸と共に楽しめるような辛口の傾向の地酒が市場で見うけられる。 | アスパラガス ジャガイモ トウモロコシ 昆布 メロン 乳製品 十勝ワイン イクラ ウニ ホタテ貝 毛ガニ サケ タラバ蟹 ニシン 北海シマエビ ホッケ カズノコ シシャモ ホッキ貝 十勝牛 バター飴 | 石狩鍋 三平汁 ルイベ チップ(ヒメマス)料理 カスべ(エイ) | イカそうめん 磯巻き揚げ カマボコ 札幌ラーメン イカ飯 白子の酢味噌和え 花咲ガニの鉄砲汁 松前漬け 南茅部昆布そうめん イカのとも和え ジンギスカン ニシン料理 |
| 青森県 | 寒冷な気候や清澄な水など酒造りの好条件が揃い、「華吹雪」という良質な酒造米が得られる。近年「あすなろ酵母」が開発され、酒質の向上も計られている。南部杜氏が多く、主に辛口傾向の酒が醸される。醸造所数は約30、八戸市を中心とした南部地区と津軽地区に集中している。 | 食用菊 スケトウダラ スルメイカ ホヤ リンゴ タラ ラクガン ホタテ貝 ヒメマス ウニ ヤマイモ ソバ トンブリ | 阿房宮(菊の酢の物・寿司) おつけぱっと けいらんの吸い物 貝焼き味噌 タラのじゃっぱ汁 南部の煮しめ ねりこみ | イカの鉄砲焼き けの汁 ねぶた漬け めかぶ料理 サケの寿司煮 タラのたず鍋 たる汁 ホタテ貝料理 ウニ料理 サワラの酒蒸し |
| 秋田県 | 寒冷な土地に加え、雄物川、小吉川の豊富な水源、秋田ならではの高品質の酒造米が得られ、酒造りにとって好条件に恵まれている。近年、新型酵母AK−1を開発し、香りが高く、スッキリとした良質の酒造りがなされている。秋田流といわれる低温長期醸造法が庄内杜氏の手によって行こなわれ、柔らかい飲み口の甘口タイプが醸される。醸造所は約55ある。 | 岩ガキ ジュンサイ ナシ 比内鶏 フキ 味噌漬け 七宝漬け トンブリ 稲庭うどん 八つ目うなぎ リンゴ ハタハタ たまり漬け 豆腐カマボコ | 石焼鍋 がっこ きりたんぽ 七宝漬け しょっつる だまこ汁 わらびのさお煮 | 姉ご漬け たまり漬け 豆腐料理 どんがら汁 納屋汁 鮎寿司 ゼンマイの小豆汁 ハタハタ料理 |
| 岩手県 | 澄み酒の技術を持つことで有名南部杜氏が大勢育った地域でその数は杜氏集団の中で最大となっている。北上川の水と「ササニシキ」「美山錦」などの米が南部杜氏の手にかかると、旨味成分が多く、やや甘口傾向の酒が主に醸される。より良い品質の酒を目指して日々研究されている。醸造所は約30あり、柴波町や盛岡を中心に点在している。 | アワビ カキ 川魚 大豆 南部煎餅 バター ホタテ貝 ホヤ 金礼米 凍り豆腐 麦 メカブ マイタケ ヤマイモ ウニ 山菜 南部鼻曲リサケ ソバ 金婚漬け うちわ餅 | イカのぽっぽ焼き うちわ餅 金婚漬け ぬっぺい汁 ひっつみ ほろほろ みのむし南蛮 | イチゴ汁 凍り豆腐 山菜料理 卵麺 南部そば すいとん 鮎料理 ウニ料理 どんと料理 ハラコソバ ひえ飯 ワンコソバ ナス料理 けいらん |
| 宮城県 | 山々から流れ込む雪解け水を利用し、爽快な酒質のタイプが主に造られる。「ササニシキ」「美山錦」等の品種が栽培されている。純米酒の製造は全体の24%で全国一多く、特定名称酒の割合も全生産量の70%を占める。品質重視の酒造りをしている。味わいは一般的に辛口が多く、飲み口が繊細なものが多い。醸造所は約30あり、仙台、気仙沼、石巻、塩竈などに分布している。小規模ながら新酵母が開発されるなど、品質向上にも日々めている。 | イチゴ カツオ サツマイモ ノリ ブドウ ユベシ ワカメ ウニ 笹カマボコ 気仙沼のサンマ 志津川のタコ 仙台駄菓子 サンマ アケビ 長ナス 白菜 仙台味噌 ホヤ カキ ブドウ ササニシキ | あざら うーめん 笹蒲鉾 ずんだ餅 仙台雑煮 ひきにしめ めぬけのあら汁 | アワビの塩辛 カキ料理 ホヤの塩辛 仙台駄菓子 ずんだ餅 アワビとウニの磯焼き ホヤ料理 仙台雑煮 おくずかけ |
| 山形県 | 奥羽山脈、出羽三山などを源流とする最上川の豊かな水流と、庄内平野から穫れる良質の酒米により造られる酒は、近年全国から脚光を浴びている。地元の人材を蔵人として採用し、杜氏制をしかない蔵が多く見られる。新型酵母「YK-0107」「YK-2911」を開発し、「山形清々」として販売されている。現在の醸造所数は約60。芳醇な味わいのスッキリとした辛口タイプが主流である。 | 赤カブ 岩ノリ 尾花大根 サクランボ サケ 庄内ガキ スルメイカ ニジマス ナメコ 雪割り豆腐 クジラ餅 ハタハタ ブドウ ユベシ 米沢牛 リンゴ 甘エビ ナマコ タラ 六浄豆腐 むくりブナ | かゆ寿司 こくりブナ タラどんがら汁 納屋汁 はっと もってのほか | 乾燥牛 サケ料理 山菜料理 塩引寿司 粒々煮 冷汁 タラどんがら汁 餅料理 石焼き唐辛子 棒ダラ煮 民田ナス料理 ムキソバ イモ煮 納豆汁 イカのもんぺ焼 |
| 福島県 | 阿賀野川、阿武隈川の豊富な水源に恵まれ、清酒の出荷量が全国第6位。山廃、生酛、自家酵母、有機無農薬米などと、こだわりを持って酒造りを行う蔵が多く見られる。1991年「F701酵母」が完成、「うつくしま夢酵母」と命名され、1994年に福島県からこの酵母を使用した大吟醸酒が販売されることとなった。主な生産地は会津、喜多方、二本松、郡山、いわきに分けられ、醸造所数も約100と東北一である。酒米としては県産米のトヨニシキ、好適米の華吹雪が栽培されている。香味の特徴としては、まろやかな飲み口を持つ、やや甘口から辛口の淡麗型が多く見られる。 | カレイ ヒラメ モモ リンゴ 身欠きニシン カマボコ 会津味噌 白河ソバ 鬼ワサビ ナメコ | がにまき クルミ御飯 三五八漬け 頭巾はずし つゆにしめ ぶつぶつ煮 紅葉漬け | いとこ漬け ソバ練り 田楽 みりん干し ウニの貝焼き 川魚料理 ユベシ饅頭 練り羊羹 身欠きニシン つと豆腐 |
| 栃木県 | 仕込み水に鬼怒川、那珂川水系の清冽な水が使われている。それらの河川に沿って穀倉地帯が広がり、なかでも八溝山系の那珂川沿いで穫れる米は質が良い。(特に「コシヒカリ」)現在の醸造所は約45。このうち約30が南部杜氏の南部流で、残りがほととんど越後杜氏である。近年は特定名称酒を中心とした酒造りに移行しており、スッキリとした淡麗タイプの酒が多くなってきている。 | 日光湯葉 カンピョウ イチゴ アユ 温泉饅頭 大谷ノリ 那須納豆 | アユのくされ寿司 アユ飯 コンニャクのスッポン煮 しもつかれ 麦飯 法度汁 | もろみ漬け けっこう漬け カンピョウ料理 コイ料理 マス料理 |
| 群馬県 | 1991年に酒造好適米「若水」の産地として指定を受け、現在群馬の地酒の多くはこの米から醸される。やや辛口の酒が主体だが辛口といってもふくよかな味わいが舌になじむのが特徴となっている。現在の醸蔵所は約40。主に藤岡、館林、太田など東南部に集中しており、特定名称酒を中心とした酒造りが行われている。 | アユ 磯部せんべい コイ 高原牧場の乳製品 コンニャクイモ シイタケ ニジマス 下仁田ネギ イノブタ コムギ 花豆 ユベシ | お切り込み つみっこ 煮込め 干びしお ぼた | 関東たくあん ニラ雑炊 アカシア料理 小豆粥 コイ料理 ナマズ料理 コンニャク料理 下仁田ネギ料理 焼き餅 |
| 埼玉県 | 醸造所数は約50と関東では2番目に多い。主に、大宮、熊谷、春日部周辺に分布している。徳川家康が江戸幕府を開いて以降、地域開発と共に酒造りも栄えて行った。かつては越後杜氏がほとんどを占めていたが、次第に南部杜氏が多くなり、いまでは主力となっている。年間生産量は全国7、8位。酒質はやや辛口でスッキリした味わいのものが多い。荒川、利根川の二大河川の恩恵を受け、酒造りがなされる。 | イチゴ カマボコ 五家宝 草加せんべい ドジョウ ナマズ 狭山茶 サツマイモ ナシ ナルト ハンペン フナ 焼きちくわ ウグイ オイカワ豚肉 | アズキぼうとう すみつかり ずりあげウドン 忠七飯 つとっこ ねじ | コイ料理 ねぎま鍋 初雁焼 サツマイモ料理 ナマズ料理 ネギぬた からみ餅 塩餡びん |
| 茨城県 | 良質な水源に恵まれ、寒冷な気候を持ち酒造りに適した地といえる。近年「山田錦」などの酒造好適米を契約栽培する蔵も出てきている。協会10号酵母発祥の地であり、その酒質はいわゆる淡麗辛口が主なものであり、やさしくスッキリとした香味を持つ。醸造所は約70。関東最多であり、水戸、石岡、笠間など全県下に点在する。小規模な蔵が多いが、それぞれに個性的な酒を醸しだしている。 | アンコウ ウメ クリ コンニャク シラウオ ハマグリ トマト ナシ 水戸納豆 ワカサギ アンコウの七つ道具 | 御事汁 クコ飯 紫錦梅 けんちんソバ さか食い 塩煮干し とも酢 | コンニャク味噌おでん ワカサギの串焼き アンコウ鍋 けんちんソバ 大根料理 ハゼの大根巻き フナ料理 がぜ焼 ウメびしお |
| 千葉県 | 主に県産米の「コシヒカリ」や「初星」が酒造米として使用されている。華やかな香りと腰の強い酒質を富む吟醸酒が多く、最近の人気を呼んでいる。越後杜氏と南部杜氏が主流で、その技術力が造り出す酒は独自のスタイルを持つものも少なくないが、総体的にはやや淡い酒質の辛口タイプが多く見られる。現在の醸造所は約40である。 | アジ ワラビ 磯ガキ イチジク イワシ ハゼ ノリ サバ スイカ ナシ ビワ 落花生 大豆 タイ | さんが たたきなます とうぞ ナガラミ なめろう はらもの混ぜ御飯 | アジのなます イワシの団子汁 イワシのすり身汁 イワシの卯の花漬け イワシのみりん干し フナ料理 カツオの佃煮 イチジクの砂糖煮 はばノリとカサ貝のぬた 最中 生ガキの磯焼き |
| 東京都 | 多摩川の本・支流沿いにある秩父古生層を流れる地下水脈からは酒造りに適した良質の中硬水が得られる。原料米は都下では作られていない。味わいは淡麗でスッキリとしたクセのないタイプが多く見られる。歴史的に見ると、越後杜氏が多い。現在、醸造所は約15。23区内に1軒ある以外はすべて多摩川沿いに点在する。 | アサリ 浅草ノリ 雷おこし マサバ アナゴ ウナギ アシタバ クサヤの干物 | ウナギの蒲焼 江戸前寿司 おでん クサヤの干物 天ぷら | アジのみりん干し カツオの佃煮 佃煮 握り寿司 べったら漬け もんじゃ焼き すき焼 ソバ アサリ料理 アシタバ料理 天ぷら ドジョウ料理 ハゼ料理 |
| 神奈川県 | 醸造所は約15。丹沢山塊を源とする相模川や酒匂川に沿うように酒造所が分布している。味わいは軽い口当たりと繊細な旨味を持つ辛口タイプが多い。杜氏は主に越後杜氏と南部杜氏である。 | アサリ カマボコ スイカ マグロ ミカン タコ タイ ワカメ 三浦大根 小田原梅干し | うずわ料理 キビふかし 五目汁 つみれ焼き 箱根の茶碗蒸し ふきざや | アジのたたき イカの塩辛 葛餅 サザエの壷焼き しゅうまい 中華饅頭 たたみイワシ 小田原蒲鉾 精進料理 魚玉茶漬け 豆腐料理 ハマグリ鍋 |
| 山梨県 | 富士川や尾白川などの清水と寒冷な気候が活かされ、軽快でスッキリとした味わいの地酒が醸される。山梨の酒造りは歴史が長く、300年以上の歴史を持っている。近年「酒造好適米自給安定対策推進協議会」を設立し、契約栽培による酒米の確保に力をいれている。醸造所は約20。富士川と笛吹川、釜無川に沿うように点在している。 | アユ ニジマス ブドウ フナ 勝沼ワイン ワカサギ プラム モモ ソバ | アズキぼうとう おしゅくじり おねり おやき ほうとう | アワビの煮貝 山鳥めし |
| 静岡県 | 富士川、大井川、天竜川からの地下水を他に富士山の雪解け水など、上質の水源に恵まれる。工業技術センターによって新型酵母「静岡酵母」が生まれことにより、1986年の全国新酒鑑評会で金賞を10、銀賞を7つも受賞したことで一躍銘醸地として認知された。酒造好適米として指定された「若水」以外に「山田錦」が栽培されているが、ほとんど他県から仕入れている。「静岡酵母」を使用した吟醸酒は非常に華やかな吟醸香を放つ。総体的には軽快な酒質を持つ辛口傾向のタイプが多い。醸造所数は約35。ほとんどが太平洋沿岸に点在している。 | アジ 阿部川餅 伊勢エビ 石垣イチゴ 鰹節 川根茶 桜エビ シラス 茶 イノシシ アンコウ 浜納豆 マスクメロン ミカン ワサビ ニジマス カツオ マグロ ウナギ シイタケ スッポン | いけんだ煮味噌 カジメの納豆 ガワ 浜納豆のお茶漬け ほととぎす漬け | 茶漬 スッポン料理 イノシシ料理 カツオ料理 桜エビとシラスのおろし和え 浜納豆のお茶漬け アジ干物 シラス料理 ワサビ漬け |
| 新潟県 | 降水量が多く、寒冷な気候のため低温長期発酵の条件に恵まれている。豊富な雪解け水はソフトな軟水であり、軽快で柔らかな飲み口の地酒が醸されている。原料として酒造好適米「五百万石」が栽培され、越後杜氏の手によって、典型的な淡麗辛口タイプに仕上げられる。醸造所は約100強と、全国第2位である。小規模のメーカーが多く、六日町、湯沢などの扇状地と新潟、柏崎などの砂丘地や長岡周辺に集中している。 | 薄塩するめ エビ カキ サケ ゼンマイ 笹団子 ブドウ ノドクロ カキ ブリ | エゴ練り けんさん焼き のっぺい汁 | サケ粕漬け 佐戸の石焼き カキの殻焼き サケ料理 わっぱめし |
| 長野県 | アルプス山脈から吹き降ろす冷涼な風の影響で、寒冷な気候の地域である。澄んだ空気、豊富な雪解け水が酒造りに適した土地を作り出す。酒造好適米「美山錦」が県下で栽培されている。地酒は甘めで味わい深い濃醇な酒が多い。しかし、近年淡麗な酒質に移行している傾向にある。昭和初期までは越後・広島・丹波杜氏の援助を受けていたが、大正中期からは小谷、飯山、諏訪杜氏を育成し、現在では約8割の蔵元が県下の杜氏である。醸造所は約100。県酒造組合が独自に「アルプス酵母」を開発し、今では県内だけでなく全国で使われている。 | 温泉饅頭 コイ 信州味噌 スッポン ニジマス ウグイ ソバ 山菜 干し柿 ナシ ブドウ リンゴ ワカサギ ワサビ 野沢菜 ヤマメ ニジマス | イモなます お煮かけ おやき 謙信寿司 凍餅 五平餅 | コイ料理 クルミ料理 ワサビ料理 信州手打ちソバ 善光寺の精進料理 馬刺 さくら鍋 ワカサギの利休煮 凍り豆腐 |
| 岐阜県 | 冬は寒さが厳しく氷点下まで下がる。また、気候的好条件以外にも、木曽川、長良川、揖斐川の水源に恵まれた環境にある。高冷地に適した酒造好適米としての「ひだみのり」「ひだほまれ」が栽培され、他県にも出荷される。地酒の味わいは飛騨地方では濃醇タイプ、美濃地方では淡麗タイプが多くなっているが、甘口、辛口はさまざまで、独自の個性を持つ蔵が多い。酒造所は約50。主に美濃地方に集中している。 | 赤カブ アユ カキ コイ ジャガイモ フナ マス ミカン | アズキナのエゴマ和え いかだばえ じんだ汁 にごみ ね寿司 ひすくい みただき | アユ昆布巻き カブ漬け 赤カブ漬け アユ料理 コイの味噌汁 キクゴボウ漬け ウルカ フナ味噌 朴葉味噌 ミョウガ寿司 |
| 富山県 | 冬の厳しい寒さが好条件となり、爽涼で軽快な飲み口の地酒を醸し出す。甘口人気が高かった昭和40年代から、すでに辛口の傾向が強かった県である。保有量全国第1位の「山田錦」をはじめ「五百万石」も第3位であり、多くの酒造好適米の恵まれている。その酒米を平均61%も精米することで品の良い端正な辛口タイプが多く見られる。現在醸造所数は約25である。 | 白エビ スイカ カキ ホタルイカ ブリ マス 甘エビ 大門ソウメン | イカの墨作り・赤作り タラのうすしたじ はらはら(いくら) マス寿司 | マス料理 ホタルイカ料理 カザミの味噌汁 コンブ料理 バイ貝料理 ブリ料理 |
| 石川県 | 寒冷な気候と白山水系の質の高い仕込み水、酒造好適米「五百万石」の産地などと好条件がそろい、加賀の菊酒といわれる銘醸地である。酒造米として「石川30号」も開発され新たな咲け作りも期待される。能登杜氏発祥の地でもあり、近年は淡麗辛口の傾向へ流れている。醸造所は約40。 | 加賀ナシ 金沢レンコン スルメイカ ゴリ タラ ボタノリ ナマコ ブリ 真イワシ 真ダイ カキ アワビ | 骨酒 治部煮 タイの唐蒸し 干口子 | らくがん イワシの糖漬け 押寿司 加賀レンコン料理 |
| 福井県 | 寒冷で降雪量が多く、白山山系などの名水が豊富に得られるなどと好条件がそろっている。酒造好適米では「五百万石」「九頭竜」「おくほまれ」を栽培している。中でも「五百万石」の生産量は有数で、それらを高精白して使用される。割合に旨味成分のしっかりとしたタイプが多く見られたが、近年では全国の傾向と同様に淡麗で辛口傾向に移行しつつある。醸造所は約50。それぞれのメーカーの規模はさほど大きくないため、出荷量は少ない。 | 敦賀カマボコ 越前ウニ 大野のサトイモ コンブ 三国モモ アユ 若狭カレイ スルメイカ ナマコ 花ラッキョウ 羽二重餅 越前ガニ 甘エビ | アユの泥鮓 赤ズイキのすこ アラレガコ 浜焼きサバ へしこ | サバ料理 永平寺の精進料理 越前ガニ料理 柿の葉寿司 小ダイの笹漬け 葉寿司 古沢庵 マス鮓 |
| 愛知県 | 大阪・東京の中間点ということで、需要が多く江戸時代から酒造りは盛んであった。酒造好適米として「若水」が産地指定になっている。酒質は濃口醤油、八丁味噌などの郷土の深い味付けに合わせた濃厚な甘口タイプが多く見られるが、個性的な吟醸酒も注目である。現在の醸造所は約65。木曽川、矢作川、豊川の周辺に分布している。 | アサリ ウイロウ ウナギ 鶏卵 マスクメロン モズク 名古屋コーチン ミカン 焼きチクワ 八丁味噌 きしめん コノワタ ニシ汁 三河納豆 | 伊那饅頭 おじんだ味噌 こも豆腐 菜飯・田楽 ボラ雑炊 | 串アサリ 守口漬け 味噌カツ アユの白味噌焼き 天むす カシワ料理 フナ料理 味噌煮込みうどん 鳥鍋 |
| 三重県 | 盆地の寒暖の差の大きい気候によって作られる良質の大粒白米と、山々から流れる地下水によって洗練された酒質の地酒が醸される。酒米は最高品種として「山田錦」が伊賀地方で栽培され、それ以外の一般に「右近錦」「大空」「伊勢錦」なども栽培されている。酒質は全体的に濃醇甘口タイプが多くなっているが、伊賀地方では比較的端麗なタイプが多い。醸造所は約60。主に伊勢平野と伊賀盆地の2ヵ所に分布している。 | 伊勢エビ ウイロウ カツオ カツオ生節 ハマグリ 松坂牛 ミカン カキ アワビ シラウオ | 大敷汁 残酷焼き 手こね寿司 盆汁 | お講汁 かた焼き さわ餅 養肝漬け イナ寿司 ハマグリの時雨煮 伊勢イモ料理 ハマグリ料理 ひじき飯 ワカメ料理 |
| 滋賀県 | 琵琶湖を中心に東側に伊吹山地、鈴鹿山脈、西側に比良・比叡山地に囲まれた盆地になっている。山々に源を発する河川の伏流水で仕込む地酒はソフトな飲み口で甘辛中庸のタイプの酒が多い。醸造所は約60ありながらも出荷量が少ないのは、灘、伏見へ桶売りされる割合が多いからである。関西地区きっての米どころであり、近江米の産地として有名である。それらを使用して醸された純米酒は豊潤な味わいのタイプが多い。「日本晴」の栽培は作付面積第1位を誇る。能登・但馬杜氏が多いが、最近では南部杜氏に転換するメーカーも増えている。 | コンニャク コイ モロコ アユ 瀬田シジミ 水口カンピョウ 丁稚羊羹 フナ 近江牛 カモ 近江茶 | イサギのどろ酢 日野菜漬け フナ寿司 | 糸切り餅 近江牛の味噌漬け 近江肉料理 ニジマス料理 モロコ料理 小魚のあめ煮 日吉ソバ 松茸の辛し漬け |
| 奈良県 | 大和朝廷が律令制度の中の「酒造司」という官職を設け朝鮮に渡り、大陸の進んだ醸造技術をこの役所の中に定着させていった。南北町、室町時代から奈良の僧房酒の「菩提泉」が有名で、この時すでに火入れ、三段仕込みなどの醸造における高等な技術が行われていた。この菩提泉の味わいは甘辛中庸の淡麗型で、甘味をベースにした骨格を持つ酒であった。現在の酒造所は約55。造り手は但馬杜氏は主流である。わが国最古の銘醸地であり、長い歴史に培われた格式のある蔵が多い。味わいはやや軽快な味わいを持つソフトな甘口が主流である。 | アユ イチゴ カキ ナシ 奈良漬け 三輪そうめん ニュウ麺 吉野葛 | 柿の葉寿司 釣瓶寿司 茶飯・茶がゆ ねもはも汁 若草鍋 | カキ生漬け クリの大根和え コイの納豆汁 粉豆腐の味噌汁 アユ酢 のっぺい汁 はにわ饅頭 みむろ最中 |
| 和歌山県 | 温暖な気候を背景にして醸される地酒は旨味とコクの多い濃醇なタイプが多く見られる。以前は「コクノハナ」が酒造好適米として産地指定を受けていたが、現在ではほとんど栽培されておらず、使用米は他県からの移入に依存している。醸造所数は約30。和歌山市、海南市、御坊市、有田郡、伊都郡などに点在している。ほとんどが規模が小さく桶売りの比率が高くなっている。杜氏は昔から但馬杜氏が多く、現在も主流となっている。 | ウメ カキ カツオ サンマ マグロ 金山寺味噌 高野豆腐 ミカン 紀ノ川漬け | アユ扇 イガミ料理 いんのこ餅 小ダイ雀寿司 なんば焼き ぬはり寿司 | 太刀魚料理 練羊羹 うつぼの照焼き 梅干し 白浜の法楽焼 高野豆腐 那智黒 なれ寿司 |
| 京都府 | 盆地特有の気候、豊富な水源、良質の原料米と好条件に恵まれ京都の地酒は洗練された飲み口を持つものが多い。京都では仕込み水に軟水が使われ、但馬杜氏、越後杜氏、南部杜氏などの手により優しく繊細な旨味を持つ酒に仕上げられる。これらが昔から「伏見の女酒」と呼ばれ、親しまれてきた。酒造用米としては「祝」が復活し、新たなタイプの地酒が登場し始めている。醸造所は県下全域に点在位しているが、多くは伏見に集中しており、約70の内の半分は伏見地区に集中している。 | 九条ネギ サバ ソバぼうろ 八つ橋 山科ナス マツタケ 大徳寺納豆 ハモ アユ タケノコ 加茂ナス 黒豆 イノシシ 宇治茶 | エビイモ料理 カブラ蒸し 京雑炊 ハモ料理 マツタケ料理 八幡巻 | しば漬け 湯豆腐 湯葉料理 甘ダイの若狭焼き 懐石料理 サバ寿司 ナス田楽 精進料理 普茶料理 にしんソバ 京漬物 スッポン料理 〆サバ ぼたん鍋 京雑炊 タケノコ料理 松花堂弁当 イモボウ |
| 大阪府 | 灘が興隆を見る江戸中期以前は銘醸地・池田と共に堺で酒造りが営まれていた。明治以降、近代産業の勃興と共に酒造所数は減少していき、今では周辺6区で約30余となった。現在、酒造好適米として指定を受けているのはないが、北河内地方では「山田錦」が契約栽培されている。味わいはスッキリとしてクセのない中辛口タイプが多く見られる。爽麗な風味を持つ吟醸酒は都会的な印象を感じさせる。造り手の流派は但馬杜氏が圧倒的に多い。 | カマボコ ケズリブシ コンブ 玉ネギ 平野のコンニャク 難波のネギ ノリ ブドウ ミカン 八尾ゴボウ 勝間のカボチャ | 大阪寿司 大阪の鍋物 かやく御飯 マムシ | けし餅 鶏すき 船場汁 バッテラ ウナギ おこし うどんすき おでん きつねうどん タコ焼き お好み焼き 水ナスの漬物 てっちり |
| 兵庫県 | 全国一の規模を誇る銘醸地、灘を有する酒大国の県である。全国屈指の銘醸地となったのは江戸時代からで、「宮水」の発見、酒米の産地は近い、六甲おろしが吹く寒冷な風等、酒造業にとって適した土地であった。また、巨大な港町であり大量の酒を船で江戸へ運べた。「山田錦」の一大産地でも名高い。その他「五百万石」「フクノハナ」「たかね錦」「愛山」「兵庫北錦」「兵庫夢錦」などの酒造米が存在する。丹波、但馬、南但、城崎、出石などと出身杜氏の非常に多い県でもあり、原料、条件、造り手と実に好条件が揃うところが酒造産業として成り立つ由縁である。醸造所数は約130。その内の半分が灘に集中している。硬水で仕込まれる灘の避けは「男酒」と呼ばれ、濃醇な辛口の味わいを感じさせる。 | アナゴ 香住の松葉ガニと甘エビ 神戸牛 丹波の黒豆 手延べソウメン 鳴門ミカン 甘エビ ビワ ブドウ 播州ソウメン 奈佐ソバ | 粕汁 高砂の焼きアナゴ 丹波篠山のぼたん鍋 ツバスの酢煮 南京豆豆腐 八幡巻 | 明石タコ料理 イカ・タコ料理 瓦煎餅 牛肉料理 きんつば 甲南漬け 丹波の牡丹鍋 タイ飯 タイ料理 てっぱい 祭り寿司 焼きタケノコ しほみ饅頭 |
| 岡山県 | 笠岡市から倉敷市玉島あたりまでが備中杜氏の故郷で、現在約40名の杜氏が地元などで活躍している。稲作の盛んな岡山では品種発見以後「雄町」を造り続けたが栽培が困難なため、一時断念されたが、吟醸酒ブームによって息を吹き返し今日では他県の需要も高まっている。その他にも「山田錦」「朝日」「アケボノ」など一般米も栽培されている。備中杜氏の造り出すその酒質は淡麗でソフトな飲み口の良いタイプが多いが、やや甘口傾向にある。現在醸造所数は約90。大きく備前、備中、美作の3地域に分けられる。 | アキアミ アミの塩漬け 飯タコ キビナゴ サワラの味噌漬け ママカリ オコゼ メバル アナゴ 備前アミ サワラ コノワタ シャコ タイ ブドウ モモ ドジョウ | サバ鍋 サワラのこうこ寿司 ブンズ料理 ベイカの酢味噌 祭り寿司 ママカリ料理 | ばら寿司 面鶏鍋 桜ダイの浜焼き サワラ料理 |
| 鳥取県 | シベリアから吹く寒波と大山からの豊富な雪解け水が酒造りに適した条件を満たしている。県内産の酒造米「玉栄」が主に挙げられるが、兵庫県産の「山田錦」の確保に努める一方で因伯地方を中心に栽培された「強力」を復活させ仕込む蔵などもある。杜氏は出雲杜氏が多く、次いで但馬杜氏が多い。酒質は一般的にさわやかな淡麗辛口が多く見られる。醸造所数は約25である。 | アゴ アゴチクワ イタヤ貝 イワシ うすぶき団子 豆腐チクワ カレイの一夜干し 赤崎ウニ 浜ボウフウ イガイモ 二十世紀ナシ ブドウ 松葉ガニ やっこめ ラッキョウ やたら漬け ショウロ | イギス おいり シロハタ寿司 ののこ飯 豆おけじゃ | ふろしき饅頭 ボウフウ料理 松葉ガニ料理 アゴチクワ ムカゴ飯 |
| 島根県 | 出雲杜氏の出身地であり、寒冷な気候と豊かな水源を活かし、前項でも屈指の濃醇で旨味成分の多い甘辛中庸の酒を醸し出す。雲南地区を中心に多くの好適米が栽培され、その種類は「五百万石」「幸玉」「改良雄町」などがある。県工業技術センターで新しい酵母を開発するなど常に新たな開発を目指している。現在の醸造所数は約40。 | 出雲ソバ ウドン豆腐 隠岐スルメ こもり豆腐 シジミ ノリ ブドウ スズキ アマサギ イラウオ ぼてぼて茶 モズク 練羊羹 ワカメ ワサビ 苞カマボコ コイ ナマズ もろげエビ | アマサギ料理 鯉の糸作り 野焼き 芽の葉 鴨の貝焼き スズキの奉書焼き ぼてぼて茶 | 赤貝の殻蒸し アワビの麹漬け のっぺい汁 宍道湖七珍料理 |
| 広島県 | 明治の中期に三浦仙三郎という一人の醸造家によって水質が酒造りに影響をもたらすことが発見された。広島の水質は軟水で酵母が活発に働かない。そこで彼は、「軟水醸造法」を開発し、三津杜氏などに受け継ぎ品質を飛躍的に向上させた。酒造好適米では「八反」「八反錦」「こいおまち」などが栽培され、広島酵母の働きによりその味わいは濃醇で飲み口の柔らかい甘口タイプとなる。醸造所数は約90。大きく備後地区と安芸地区に分けられる。 | 安芸さつま タイ カキ がせつ 川通餅 ミカン 広島菜 佃煮 ナスの砂漬け 紅葉饅頭 ニゴメ ワケギ カキ | イギス豆腐 カキ料理 酢ダイ ナバ飯 ワニの刺身(フカ) | 薩摩飯 山ふぐの刺身 広島風お好み焼き バラ寿司 |
| 山口県 | 昔から濃醇で甘口タイプが多かったが、最近では淡麗で軽快な作質の地酒が醸される。現在、醸造所数は約30。酒販店がグループを結成し「山口人の酒」としてアピールするなどの動きも最近見られる。 | 秋穂の車エビ イモ団子 イリコ ういろう 下関ウニ オモダカ レンコン 萩のシロウオ ワカメ カマボコ 甘露醤油 ゴボウ 夏ミカン フグ フグの燻製 ミカン クジラ 山口カマボコ | オバイケ チシャなます フク料理 岩国寿司 | タイの麹煮 ウニ料理 べラの酢漬け タコ飯 イモ団子 |
| 香川県 | 讃岐山脈から財田川、土器川などの多くの川が平野部に流れ込んでおり、氾濫することもしばしばであり、稲作業が困難な土地であったが、今日では改善され、温暖な気候も手伝い高品質な米が収穫されるようになった。「オオセト」が有名でそこから造られる酒は飲み口の良い甘口タイプに仕上がる。現在の醸造所数は18前後。主に平野部に点在している。 | 讃岐うどん イイダコ 温州ミカン 三盆糖 タイ シャコ オリーブオイル オリーブ | 大根のおぬく フナのてっぱえ フナ豆 ぼっかけ マンバけんちゃん | 魚飯 さつま ナスぞうめん イモタコ 打ち込み |
| 徳島県 | 醸造所数は約30。そのほとんどが徳島市から吉野川流域にかけて点在する。昔は吉野川がよく氾濫する川だったため、この地は稲作に向かない土地であったが、ダムの建設や灌漑の発達と共に「日本晴」「コガネマサリ」などの酒米が作られ始め、やや濃醇で中甘口タイプの地酒が醸されるようになった。但馬杜氏が主流である。 | オネバの漬物 スダチ 鳴門のタイ イカナゴ コウナゴ ワカメ ゴリ ソバ | 阿波柚べし ソバ米料理 たらいうどん てこまわし ボウゼの姿寿司 | ヒジキの五目寿司 芽カブとろろ 茶米 魚のクギ イリ煮 アユ飯 アユ寿司 |
| 愛媛県 | 全国でも有数の甘口酒を醸す県として有名である。近年、地元米「松山三井」で仕込まれるフレッシュな酸を持つ軽快な酒質の地酒が人気を呼んでいる。全体的に軟水から中硬水の仕込み水が使用され、ふくよかでまろやかな味わいに仕上げられている。現在の醸造所数は約60。ほとんどのメーカーが海沿いに点在している。 | 温州ミカン 夏ミカン タイ サバ アジ タコ | キラズ料理 こくしょう ひゅうが飯 フカの湯ざらし ホウタレ料理 丸寿司 | 煮豆 タイめん 醤油餅 ぼて茶 イカナゴ団子 フカ料理 川魚料理 緋のかぶら漬け 松山の五色ソウメン |
| 高知県 | 「土佐の辛口男酒」と呼ばれるように、軽快な香味を持つ辛口タイプの地酒が醸される。多く飲んでも飲み飽きない酒質が主流で日本酒飲酒量が非常に多い県として知られている。暖かい気候の中「暖地醸造法」と呼ばれる独特の仕込み法などが工夫され、寒冷な地方の地酒にも決してひけをとらない南国を代表する地酒大国である。現在の醸造所数は約20。主に海岸沿いに点在している。 | カツオ クジラ サバ アジ バナナ パイナップル パパイヤ 四万十川の青ノリ アユ 茶 | カツオのたたき 皿鉢慮ルイ 酒盗 ヒメイチの辛し煮 湯ボラ | どろめ料理 ウツボ料理 土佐天ぷら 高知寿司 山村のちらし寿司 ユズの佃煮 クエのちり鍋 |
| 福岡県 | 九州の灘と呼ばれるほど酒造りが盛んだった現在でも多くの醸造所が集中する九州の中心地として栄え、良質の酒が多く見られる。そこには、筑後平野一帯に広がる柳川杜氏、三猪杜氏、久留米杜氏と呼ばれる杜氏集団がいる。原料米である「山田錦」は全国第2位の作付けを誇り、吟醸酒にはほぼ県内産「山田錦」が使用されている。醸造所数は九州最多で約90。地酒の香味の特徴としては、ソフトな甘口、キメ細かい口当たりを持ち、クセがなく飲み口の良い酒質などが挙げられる。 | アゴ イリコナス ウネ カキ 辛し明太子 川タケノリ マメワタ ミカン ごまサバ イカ 八女茶 ウニ アサヒガニ ムツゴロウ エツ 豚骨 成り金饅頭 ヌタエ ノリ モモヒロ フグ タイ | アブッテカモ ガメ煮 おきゅうと しょんしょん | 梅ヶ枝餅 カツオナの白和え 小魚の博多煮 サバの床漬け煮 つみ入れ鍋 フグ料理 ウニの酒肴 青身魚の糖味噌炊き 柳川鍋 博多ラーメン モツ鍋 シロウオ料理 スイダブ ばら寿司 ニワトリの博多水炊き |
| 佐賀県 | 地元消費の割合が多く、普通酒を中心に酒造りが行われてきた。近年では自家田で「山田錦」を作るメーカーが出てくるなど酒質の向上に力が注がれている。酒造米としては「西海134号」「レイホウ」などが挙げられる。昔から佐賀では「海の甘口」「山の辛口」といわれ、山間部地方では辛口タイプの地酒が見られる。地産米から醸される地酒の味わいは、濃醇な甘口が多く見られる。現在の醸造所数は約40。佐賀市内、その周辺、鹿島の南部や武雄の北、伊万里、唐津周辺に点在している。 | 海タケ 小城羊羹 タイラギ 竹崎ガニ ミカン 米 呼子のエビ・イカ ナシ ビワ フナ 干しウミタケ ムツゴロウ | くつぞこの唐揚げ つんぎい団子の味噌汁 ふなんこぐい ムツゴロウの蒲焼 ワラスボ料理 | ガニ漬け シャッパの塩蒸し タイラギ料理 ハシクイの刺身 フナ料理 ムツゴロウ料理 床漬け 芙蓉漬け タカナ漬け かんころ煮 丸甘露 小城羊羹 白秋ガン漬け 野菜の砂糖煮 |
| 大分県 | 暖かい気候の土地であるが、冬場に寒冷になる盆地などで主に酒造りが行われている。酒造米としては「若水」「クジュウ」などが挙げられる。現在の醸造所数は約20。「海の甘口」「山の辛口」といわれ海側と山側で甘辛は異なるが、酒実的には旨味が多いながら、軽快なタイプの地酒が醸される。 | 石垣餅 カボス 関アジ 関サバ シイタケ どんこシイタケ 城下カレイ 茶 すすり団子 スッポン タイめん 太刀魚 フグ ミカン やせうま | 頭料理 うれしの おかやく キラスまめし 鮑腸料理 | あぜかぶ料理 アユうるか おらんだ キラスまめし シイタケの佃煮 石垣餅 フグ料理 フグの肝料理 耶馬溪の西浄寺漬け |
| 熊本県 | 北が清酒圏、南が焼酎圏といわれていたが、焼酎の占める割合が多いのが現状である。長きにわたり赤酒が造られてきたが、野口金一氏の手により清酒造りの質が急速に向上した。なkでも「協会9号酵母」は広く全国で利用されており、華やかでふくらみのある味わいの吟醸酒は「熊本吟醸」という言葉さえ生み出した。地元産の純米酒はやや濃醇で割合しっかりした酒質のものが多く見られ、甘味を伴う味わいを持っている。現在の醸造所数は約10。 | アユ ヤマメ キビナゴ スイカ プリンスメロン 干しタケノコ 巻きガキ ミカン 馬 天草のタイ・車エビ ユズコショウ タカナ 高瀬飴 トジコワ豆 レンコン ガラカブ | いきなり団子 辛しレンコン 香豆 団子汁 肥後田楽 ヒトモジのぐるぐる | アユの河原焼き おしよせ かすよせ カライモ団子汁 キビナゴ鍋 太刀魚のノリ巻き スイカもろみ漬け 馬料理 馬刺し シラウオ地獄 イモ田楽 せんだご汁 とき寿司 |
| 宮崎県 | 県内では99.5%焼酎が製造されており、清酒製造は0.5%である。醸造所もわずか2軒である。そして、日本酒醸造の最南端の県となる。2社しかないが、双方の香味の接点は味わいの広がりのあるやや濃醇な辛口タイプであり、宮崎県の香味としてとらえられる。かつては清酒製造を生業としていたメーカーもあったようだが、現在に残る2社は昭和に入ってからで、歴史は浅い。 | アユ ウニ コイ 日向カボチャ ヤマメ ハマグリ マンゴ 茶 日向のタイ サワラ ういろう シイタケ 落花生 パパイヤ 旭ガニ 宮崎牛 宮崎地鶏 | シソの千枚漬け つくらの姿寿司 冷や汁 日の出南京 むっけ汁 | けんちん汁 シイタケ飯 ねりくり(わりくり) ハマグリ料理 地鶏のもも焼き シクブキ漬け かっぽ酒 イワシのソバ団子 |
| 長崎県 | 県内消費量のほとんどを福岡や佐賀からの移入にたよっている現状で、酒造りはさほど盛んでない。地酒の味わいはややソフトな口当たりのものが多く見られる。現在の醸造所数は約10。 | アゴ 壱岐のウニ サザエ カステラ カラスミ ビワゼリー 平戸牛 アラ 五島列島のアワビ ビワ ミカン 茂木のエビ ザボン | アゴ料理 蒸し寿司 卓袱(しっぽく)料理 ガンバのがね炊き 尾羽の酢味噌和え | アラ料理 イワシのつみれ汁 貝雑煮 コノシロ寿司 タイのかぶと煮 焼き蒸しウナギ 皿うどん 長崎ちゃんぽん アゴの干物 冷汁 東披肉 長崎天ぷら 諫早のシイタケの粕漬け |
| 鹿児島県 | 清酒の製造は行われていない。イモ焼酎、麦焼酎が有名。 | イモ飴 ガネ イワシ かるかん カツオ 黒砂糖 枕崎の鰹節 サツマイモ そてつ味噌 豚骨 ミカン 春寒 つのまき 山川漬け 桜島大根 キビナゴ ニガウリ シャモ | 春寒 豚骨 酒寿司 さつま揚げ タレクチの茄子 穂垂れ煮しめ | カツオ料理 キビナゴ料理 さつま漬け 鳥飯 ニガウリ料理 ガネ天ぷら |
| 沖縄県 | 清酒の製造は行われていない。琉球国の国酒であった泡盛が有名。 | イラブー サトウキビ ウサチ ジーマーミ豆腐 沖縄ソバ ジューシー カツオ パイナップル カラス マグロ パパイヤ壷漬け | アンダーギー ソーキ骨料理 チャンプルー 豆腐ヨウ ミミガーサシミ | イモクジアンダーギー 海藻料理 クーブイリチー チンスコウ 豚飯 |