日本酒のラベルは履歴書のようなもの。お酒を選ぶときはまずラベルの情報をじっくり見てみよう。

●『表ラベル』の読み方

  ビンの表側には、「肩貼り」 「証紙」 「胴貼り」のラベルが貼ってある。

「肩貼り」: 吟醸酒、純米酒、本醸造酒、生酒、生貯蔵酒などの製造品質表示が示されている。
「証紙」 : 各メーカーのランク付け、たとえば特撰、上撰、佳撰等の表示がされている。
「胴貼り」: 酒の銘柄のほかに、@酒の種類、Aアルコール分、B原材料、C製造元、D容量などが記載されている。(原材料が米、米麹のみの場合は純米酒。米、米麹、醸造アルコール、その他であれば純米酒以外)

ビンの裏側には、酒のおおよその性質、特徴がわかる。

@原料米 麹米 山田錦
       掛米 山田錦

A精米歩合  45%

B仕込水 ○○山系伏流水

C使用酵母 協会9号

D日本酒度 +5

E酸 度 1.2

F杜氏名 XX(越後杜氏)

◆説明

@原料米 : 山田錦、美山錦など、原料となる品種または名称。酒ができるまでに使われる米は麹米、酒母米、掛米に分けられる。麹米は、麹を造るときに、酒母米は酒母(もと)造るときに、掛米は醪(もろみ)を造るときに仕込む米でのことで、原料米全体の70%を占める。
A精米歩合: 精米して残った米の割合。精米歩合40%なら60%を精米して削る。
B仕込水 : 使用している水またはその名称。 
C使用酵母: 日本醸造協会が頒布している協会酵母のほかに蔵特有の自家酵母がある。
D日本酒度: 感覚的な甘い、辛いを数字で表したもの。日本酒の糖分が多いとマイナス、少ないとプラス。プラスの度合いが高いほど辛口の酒となる。ただし、日本酒の甘い、辛いは糖分のほかに酸度やアルコール度などによって微妙に変化するため日本酒度だけでは判断できない場合もある。
E酸 度 : 日本酒に含まれる酸(コハク酸、リンゴ酸、乳酸)の総量。10mlの酒を中和するのに必要な水酸化ナトリウム溶液のミリリットル数を示している。一般的に酸度が高いほど辛口の酒になる。
F杜 氏 : この酒を造った杜氏の名前、または杜氏の出身地(流派)が記載されている。流派により酒造りの特徴がある。
Gその他 : 甘辛度、濃淡度、飲み方の表示
甘辛度: 甘口  やや甘口 やや辛口 辛口
濃淡度: 濃醇 やや濃醇 やや淡麗 淡麗
飲み方: 冷やして そのまま ぬる燗 あつ燗